ランキング

最近の記事

カテゴリ

recommend

こっそリンク

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード

By FC2ブログ

プロフィール

Lavi

Author:Lavi
好奇心のアンテナを四方に張り巡らせて、楽しむことに全力を。どうぞよろしく。



新規モニター登録

マクロミルへ登録

appeal



同盟バナー緑枠動画

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

2007/05/27   バートラム・ホテルにて(マープル)



バートラム・ホテルにて



登場人物メモ
 ジェーン・マープル…探偵好きな老婦人
 エルヴァイラ・ブレイク…若い娘
 デリク・ラスコム大佐…エルヴァイラの後見人
 ペニファザー…牧師
 ベス・セジウィック…女流冒険家
 ラジスロース・マリノスキー…オート・レーサー
 ハンフリーズ…ホテルの支配人
 ゴーリンジ女史…ホテルの受付
 マイケル・ゴーマン…ホテルのドアマン
 ヘンリー…ホテルの給仕頭
 ローズ・シェルドン…ホテルのメイド
 リチャード・エジャントン…弁護士
 フレッド・デイビー…主任警部
 キャンブル…警部


あらすじ
 姪からのプレゼントで、ミス・マープルは思い出のバートラム・ホテルへ滞在することになった。エドワード王朝の雰囲気を濃く残すバートラム・ホテルは、しかしミス・マープルに奇妙な印象を与えるのだった。
 横行する強盗団の一味と、この古き良き模倣の関係とは…。


 ミス・マープルが…「スリーピング・マーダー(最後の事件)」よりも老けて見えます。ノスタルジックでうら寂しい…。

 ホテルのカラクリや、エドワード王朝の雰囲気は非情に心楽しかったです。
 特に食事風景が…誰だ、イギリスのご飯は不味いと言った人は!…て文句を言いたくなるくらい お い し そ う。
 半熟卵がとろ〜りこぼれるところとか、よだれが垂れるところでした。危ない危ない。
 私は卵苦手だったですが、このシーンのせいで好物になりそうな勢いです。

 ミス・マープルのシーツ選びとか、買い物風景も楽しかったです。
 …て、肝心のミステリ部分は…ええと…ミス・マープルの観察眼と、「公共の場所で何を聞かれても文句はいえない」という教訓を胸にしまっておこうと思います。



memo

ミス・マープル [完全版] DVD-BOX 1

2007/05/26   オリエント急行の殺人(ポアロ)



オリエント急行の殺人


登場人物メモ
 エルキュール・ポアロ…探偵
 ムシュー・ブーク…国際寝台車会社の重役
 メアリ・デブナム…イギリス人の家庭教師
 アーバスノット…イギリス人の大佐
 ラチェット…金持ちの紳士
 ヘクター・マックイーン…ラチェットの秘書
 エドワード・マスターマン…ラチェットの召使い
 ミセズ・ハバード…アメリカ人の婦人
 コンスタンチン博士…ギリシャ人の医師
 ドラゴミロフ公爵夫人…ロシア人の富豪
 ヒルデガード・シュミット…公爵夫人の小間使い
 アンドレニ伯爵…ハンガリア人の外交官
 アンドレニ伯爵夫人…伯爵の妻
 サイラス・ハードマン…アメリカ人の私立探偵
 グレタ・オールソン…スウェーデン人の婦人
 ピエール・ミシェル…フランス人の車掌


あらすじ
 パリから六カ国を横断してイスタンブールへと向かうオリエント急行にて、殺人事件発生。遺体には、合計十二ヶ所もの刺し傷があった。乗客には全員確固たるアリバイがあり、被害者は殺される資格の充分ある男だった。
 ポアロは被害者が亡くなる前日、「身の危険を感じている」と助けを求められていたのだが…。


 超有名な作品なので、犯人…は大体、勘にて判りましたが、ミステリ的には禁じ手では…ないのかな…どうなんだろう。その辺は何ともわかりませんが、意外といえばこれほどに意外な犯人もいないわけで。
 でもどの犯人が犯人かとなると、もう頭がこんぐらがってわやですわポアロはん。

 ミステリ読んでると、ホント頭がぐにゃんぐにゃんになります。
 私の固い頭も少しは柔らかくなってくれるといいのですが。



memo

【洋書/TOEIC600点レベル/アガサ・クリスティー】Murder on the Orient Express 「オリエント急...

2007/05/25   エッジウェア卿の死(ポアロ)



エッジウェア卿の死


登場人物メモ
 エルキュール・ポアロ…探偵
 ヘイスティングズ…ポアロの友人
 ジャップ…ロンドン警視庁警部
 エッジウェア卿…金持ち男爵
 ジェーン・ウィルキンスン…女優・エッジウェア卿夫人
 カーロッタ・アダムズ…女優・ものまね名人
 ブライアン・マーティン…映画俳優
 ロナルド・マーシュ…エッジウェア卿の甥
 ジェラルディン・マーシュ…エッジウェア卿の先妻の娘
 キャロル…エッジウェア卿の秘書
 マートン侯爵…貴族・ジェーンと恋仲
 マートン侯爵未亡人…マートン侯爵の母
 ジェニー・ドライヴァー…帽子店主・カーロッタ・アダムズの友人
 エリス…ジェーン・ウィルキンスンのメイド
 ドナルド・ロス…パーティに来た男


あらすじ
 魅力的な女優ジェーン・ウィルキンスンから夫と離婚したいと依頼を受けたポアロは、エッジウェア卿を説得に行く。ところがあっさりと離婚の承諾をしたあと、エッジウェア卿は何者かに殺されてしまう…。
 さらに形態模写の天才カーロッタ・アダムズが死亡。
 嫌疑はロナルド・マーシュにかかるが…。


 ミスリードに何度となく引っかかりました。
 特にヘイスティングズ。ヘイスティングズには注意が必要だ。
 嗚呼、愛すべきヘイスティングズまで疑ってかからねばならないとは!
 ミステリって非情だ。
 最後は脱力してしまいました。頭の上にぶらさがった人参を追いかけた馬みたいな気分。

 小物の使い方が印象的。
 読み終わってみると、…ならではの犯行の手口ですね。



memo

名探偵ポワロ [完全版] Vol.29

2007/05/24   陽気なギャングが地球を回す


陽気なギャングが地球を回す 陽気なギャングが地球を回す
伊坂 幸太郎 (2006/02)
祥伝社
この商品の詳細を見る

 前から読みたくて読みたくて読みたかったのをやっと読みました。
 どうしよう。「面白かったー!」しか書きたくない。

 とりあえず史上最強の強盗四人組みの名前をメモ。書かないとすぐに忘れる鳥頭。
成瀬…人間嘘発見器
響野…人間嘘発生装置
雪子…体内時計を持つ女
久遠…動物派天才スリ

 ここまで王道な展開なのにここまで飽きさせないで最後まで読ませるすごさ。
 冒頭からエンタメで中継ぎがエンタメで最後までエンタメ。
 ただ単に面白いので、書くことが本当に何にもないです。わざわざ感想書かなくてもタイトル見ただけで確実に全部思い出す。名前以外。

 文芸評論家の池上冬樹さんはすごいと思います。

 読後感は、ダンスの上手い人にリードされてあっという間に終わってしまったパーティの気分です。
 ステキに軽快。
 他の作品も是非読もうと思います。

人気blogランキングへ

2007/05/23   ペギー・スー―蜃気楼の国へ飛ぶ


ペギー・スー―蜃気楼の国へ飛ぶ ペギー・スー―蜃気楼の国へ飛ぶ
セルジュ ブリュソロ (2002/11)
角川書店
この商品の詳細を見る

 前回の冒険…というか、決戦で相棒になった「青い犬」を引き連れて、ペギーは蜃気楼の国へ。青い犬との絆が深まっていく様子がほほえましい。

 今回は、オーソドックス…といってもいいのなら児童文学的な普通の冒険談です。
 蜃気楼の国に捕らわれた家族を救うため、戻っては来れないかもしれない旅へ出る決意をするペギー・スー。
 蜃気楼は妖精の夢の世界。何でも願いが叶うその世界は、妖精が悪夢を見るようになったせいで戦場の地獄になっていました…。ペギーは妖精を目覚めさせようとするのですが、妖精の元に辿り着くまでの道のりはとても危険で険しくて…。


 前回がSF系なら、今回はファンタジー系。
 やっぱりヘヴィーだけど。何でだろう。どうしてハンニバル的な展開になるんだろう。レクター博士ってフランス人だったっけ。「ライジング」まだ読んでないし詳しいことは忘れたのでわかりませんが。四足のものはテーブル以外食べるのは中国人じゃなかったのですか。フランスにもそんなことわざあったっけ?

 前回にも増して奇想天外な不思議展開が盛り沢山です。
 雰囲気は、「不思議の国のアリス」に命の危険を加えた感じ。

 ペギーは青い犬と共に、セバスチャンというかなり普通でない男の子と一緒に行動するのですが、頼る相手ができたせいか、前回よりもタフさが薄らいで普通の女の子っぽさが出ています。
 その分危なっかしいけど。
 青い犬が意外なほどに頼りになるのでびっくりです。

 何ていうか、この作品は、下手な救いがないところが好き。
 上手も下手も救いとか関係なく、ただ生き抜くのみ、というストイックさがステキ。
 次回作はどうなってしまうのか、このシリーズはペギーが大人になるまで続くのか、気になってたまりません。

人気blogランキングへ

2007/05/22   ペギー・スー―魔法の瞳をもつ少女


ペギー・スー―魔法の瞳をもつ少女 ペギー・スー―魔法の瞳をもつ少女
セルジュ ブリュソロ (2002/07)
角川書店
この商品の詳細を見る

あらすじ
 この世には「見えざる者」というお化けが存在する。
 そのお化け達は巨大な力を持った愚かな子どものように、人々に災厄をもたらしていた。
 事故、殺人、ありとあらゆる手段で人間に不幸をもたらす彼らの姿は、人間には見えない―ペギー・スーを除いて。
 自分達の姿を見られることが気に入らない「見えざる者」は、ペギーを亡き者にしようとするが…。


 面白かったです。
 児童文学のくせにヘヴィーです。
 まず、主人公ペギー・スーを助ける者が誰一人いません。理解ある友人すら皆無。
 遠い宇宙に、ペギーに「見えざる者」と戦う手段を与えてくれた妖精がいることにはいるのですが、眼鏡の交換時以外は役立たずです。
 つまり、ペギーは全くのところただ一人で「見えざる者」達との孤独な戦いを勝ち抜かなくてはならないわけで…。
 「見えざる者」を傷つける能力も、ペギーが子どもなためまだ弱く、持続もしません。
 大人になれば能力も強くなるのですが、「見えざる者」にとってそれは不都合。
 ために、ペギーがまだ子どものうちに殺しておこうと画策するわけで。
 ペギーは頭脳と、ひたすら耐えることでこれに太刀打ちしなければならないのです。
 つまり、これはペギーがお化けと充分対抗できる大人になるまで「生き抜けるか」というサバイバル戦。しかもサドンデス。
 お化けがかなり陰湿なので、ペギーのタフさが際立ってカッコイイ。

 お化けがかなり陰湿過ぎるほど陰湿です。性格悪いどころの話じゃないって。マルキ・ド・サドとかネロとか、そういうレベルです。…いや、これでも児童文学だから、表現は柔らかくしてる…の…かな…?
 読んでいて、ひえー、そこまでするのかー、とか思いました。
 作者、容赦ない。
 子ども相手でも手を抜いてません。

 それはいいのですが、気になったのがあとがきにあった「フランスの子ども達に一番人気があるのは、お化け」という一文で…。
 フランスの未来が不安になりました。大丈夫かフランス。

人気blogランキングへ

2007/05/17   ローマ人の物語〈11〉―終わりの始まり


ローマ人の物語〈11〉―終わりの始まり ローマ人の物語〈11〉―終わりの始まり
塩野 七生 (2002/12/11)
新潮社
この商品の詳細を見る

 ローマは五賢帝の最後の一人、マルクス・アウレリウスからその息子であり皇位継承者コモドゥス、コモドゥス暗殺に続く内乱、その後のセプティミウス・セヴェルス帝の死までを記した一冊。
 紀元160年頃から197年頃まで。


 長くて深くて厚くて濃い内容の割に、びっくりするくらい読みやすかったです。
 これが文章の巧というものでしょうか。

 「ローマ人の物語」以前から興味はあったのですが、何せ15冊もある上に一冊一冊が分厚い。
 なかなか手が出なかったのですが、この度出してみました。
 最初の一冊から読み始めると、間違いなく途中で挫折するので、「終わりの始まり」というキリの良さそうなこの本から読んでみることに。11巻目でござんすね。
 呼んだ感想は、

 ローマ面白い

 でございます。
 これだけ情報を詰め込んで、ローマを面白く思わせるなんて、作者の文章の巧いこと美味いこと。あっという間に読んでしまいました。
 マルクス・アウレリウスなんてどっかで聞いたような聞いたこともないような、そんな人のことを、親戚のプロフィールよりも詳しく知ってしまった。マルクス帝、無理しすぎ。
 そして、残りの14冊も読破したい衝動にかられたのでございます。
 個人的にハドリアヌス帝が気になります。

 戦い方、戦法など、この当時の史実だけでなく、史実から類推できること等を上手く繋げてページにしてくれているので、想像の幅が易しく広がります。楽しい。
 ちょこっとではありますが、この時代のユダヤ・キリスト教徒の存在についても書かれていました。この時代のローマは多神教でコスモポリタンだったのですね。ちょう素敵。
 ちょっと、もう、最近の政治家はこの時代のローマ見習うといいよとか思います。5賢帝の後は悲惨ですけど。やっぱり、ねえ、トップが阿呆だと、ねえ。


人気blogランキングへ

2007/05/15   ジェイン・オースティンの読書会


ジェイン・オースティンの読書会 ジェイン・オースティンの読書会
カレン・ジョイ ファウラー (2006/01)
白水社
この商品の詳細を見る

 一人称と二人称と三人称が一冊の本で読める、珍しい本。

 読み始めてすぐにしまったと思いました。
 オースティンを読んでからにするべきだった、と。
 結果はそれほど苦もなく読めてしまったのですが、オースティンを読みたくて欲求不満になりました。
 この本、100%オースティンを広めるためだけに書かれた本だよ絶対。

 なにしろ、やることなすことオースティンが軸になっています。これといったオチもなく、盛り上がりもなく、ただひたすらにオースティンです。

 オースティン好きな人には、自分も読書会に参加しているような幸福感が味わえたかもしれません。そこに挿入された人生も楽しめたかもしれない。が、私はオースティン読んだことないのでじれったさが募るばかりで。

 ちきしょうオースティン読みたい。
 またもや作者の術中に嵌ったようです。


 本の最後には、「読者のためのガイド」として、オースティンの作品リストとあらすじが入っています。
 そして、オースティンの作品に対する反響…コメントや評論も収録されています。J・K・ローリングさんのコメントも入っていてちょっとびっくりしました。

 最後の最後に収録されている「読書会の討論のための質問」はちょっと面白かった。

 私は「読書会」を本を読み合うだけの会だと思っていたのですが(そりゃ朗読会だ)、実は本はあらかじめ読んでおいて、要点や疑問点をまとめ、読書会で意見を交換したり議論を交わしたりすることのようでした。
 …ちょっと面白そうじゃないですか?
 小中学校でとり入れればいいのにと思います。ディベートとかやるよりも早く要領をつかめそうだから。


人気blogランキングへ

2007/05/14   スリーピング・マーダー(マープル)



スリーピング・マーダー


登場人物メモ
 ジェーン・マープル…探偵好きの老婦人
 レイモンド・ウェスト…ジェーンの甥。小説家
 ジョーン…レイモンドの妻。画家
 ヘイドック…ジェーンの主治医
 グエンダ・リード…ニュージーランドから来た新妻
 ジャイルズ…グエンダの夫
 コッカー夫人…リード家の家政婦
 フォスター…リード家の庭師
 ケルヴィン・ハリデイ…グエンダの父
 ヘレン…ケルヴィンの後妻
 ジェイムズ・ケネディ…ヘレンの兄。医師
 ペンローズ…精神科医
 ウォルター・フェーン…弁護士
 エリノア…ウォルターの母
 イーディス・パジェット…グエンダの父の元料理人
 リリー・キンブル…グエンダの父の元小間使い
 レオニー…グエンダの元子守り。スイス人
 リチャード・アースキン…退役少佐
 ジャッキー・アフリック…観光会社経営者
 プライマー…警部


あらすじ
 グエンダ・リードはイングランドに一軒の家を見つけ、ニュージーランドから引っ越した。その家に不思議な懐かしさを覚えながら、夫を待っていた彼女は、その家の「記憶」を見てしまうのだった。それは殺人の記憶だった。
 リード夫婦と仲良くなったマープルは、ささやかな助力を申し出た。
 ジェーン・マープル最後の事件。



 最後の事件…。
 さーみーしーいー…。
 いつかは最後が来るのだと、分かっていても寂しい。
 といってもまだまだまだまだ読んでいない本が山のようにあるので、この寂しさは疑似体験な訳ですが。

 この作品には、「回想の殺人」と呼ばれる、今を生きる登場人物達が過去を回想することによって現在に続く事件を浮かび上がらせる、という手法が使われています。(あとがきより)人は死んでも、「殺人」は眠っていただけで、まだ息づいていた…というわけ。

 この巻では、ミス・マープルの探偵活動…というか、噂を集める手腕が拝見できます。まったく巧妙な老婦人だ。
 巧妙なだけでなく、珍しくも行動的なミス・マープルの活躍を目にすることも出来ます。あれは相当にアグレッシブだった。ビリーズブートキャンプもできるんじゃないだろうか。

 最後の事件なのに、これからも続いていくような、そんな鮮やかなラストでした。
 でも寂しい。



memo

【送料無料選択可!】ミス・マープル 完全版 DVD-BOX 1 / TVドラマ



ミス・マープル [完全版] 3 スリーピング・マーダー

2007/05/13   三幕の殺人(ポアロ)



三幕の殺人



登場人物メモ
 サタスウェイト…芸術と演劇のパトロン
 サー・チャールズ・カートライト…引退した舞台俳優
 ミス・ミルレイ…チャールズの秘書兼家政婦
 サー・バーソロミュー・ストレンジ(トリー)…医師、神経科の権威
 ジョン・エリス…バーソロミューの執事
 ド・ラッシュブリジャー…バーソロミューの患者
 ハーミオン・リットン・ゴア(エッグ)…チャールズと親しい娘
 レディ・メアリィ・リットン・ゴア…エッグの母
 スティヴン・バビントン…老牧師
 マーガレット・バビントン…スティブン牧師の妻
 ミス・アンジェラ・サットクリフ(アンジー)…チャールズと親しい女優
 フレディ・ディカズ…海軍大佐
 シンシア・ディカズ…フレディ大佐の妻・洋服店経営
 アントニー・アスター(ウィルズ)…女流劇作家
 オリヴァー・マンダーズ…ジャーナリスト志望の青年
 エルキュール・ポアロ…探偵


あらすじ
 引退した俳優、チャールズが開いたパーティーで牧師が急死した。その後開かれたパーティーで、今度は医師が毒殺された。二つの事件に関連性を見出したチャールズと友人サタスウェイトは、エッグとポアロを加えて事件解明に乗り出す。
 引退した探偵ポアロが解き明かした犯人とは。



 アガサを読み始めてしばらく経ちますが、今回始めて犯人が判りました。
 犯人を突き止めることだけが推理小説の楽しみ方ではないのはわかってますが、でも嬉しい。ちょっとは推理能力が発達してきたということでしょうか。ああ努力した甲斐がありました。うるうる。
 推理小説を推理しながら読むのって、頭を鍛えるのにすごく効率的だと思うのです。だから良質の推理小説って、ありがたやありがたや。
 まだまだ読んでない本が沢山あるので、どんどん頭使っていこうと思いますのこと。


 例のごとく、ポアロがあまり出てこなくてちょっとしょんぼりしていたら、後半に入ってからポアロがしゃべることしゃべること。犯人解明のクライマックスなんか、立て板に水どころか、気前のいい流しそうめんのように途切れることがありませんでした。
 「罪と罰」のロシア人より喋る登場人物、初めてみた。
 すごいよ。



memo

名探偵ポワロ NEW SEASON DVD-BOX 1

2007/05/12   ママは悪魔ハンター


ママは悪魔ハンター ママは悪魔ハンター
ジュリー ケナー (2006/06)
早川書房
この商品の詳細を見る

 主人公はケイト・コナー38歳。二児の母で家事が苦手な専業主婦。現在夫が地方公選弁護人を目指して奮闘中で、そのサポートに追われています。
 ごく普通の主婦のように思われる彼女ですが、実は、ママは悪魔ハンターだったのです…。


 イマイチ。
 あと一歩ですごく面白くなりそうなのに…キャラが今一歩、ストーリーが今一歩、展開が今一歩。惜しいなあ…なんて、少女漫画の選考委員みたいなことを思ってしまいました。
 ファンタジーがリアルに無理やり併合されている感じで、展開もオーソドックス過ぎてついて行くのに大変でした。
 子育ての時の描写がリアルで勢いがあって面白いだけに、悪魔が襲ってきたりするといきなりドカーンと非現実に突き落とされるその急降下感がオエッとなります。
 そのあたり、リアルといえばこの方がリアル、ていえばそうなのですが、そんなリアル要らない。私が求めているものは程よくリアル感のあるファンタジーであって、ファンタジーが混じったリアルではないのだ。

 主人公がすごく「健全」な社会人なのに、人間に取り憑いた悪魔を取り憑かれた人間ごと殺す時には容赦も躊躇もない心理描写に正直空恐ろしいものを感じました。そういう設定なのは、分かるけど…! ていうか、設定がどうかしてる。


 あとがきを読むと、アメリカやヨーロッパでは未だに「悪魔払い」が行われているようで、(エミリー・ローズ…!)そういう土壌では受けるのかもしれない。
 しかし私は純粋日本人で強くないけど科学の子。
 「悪魔払い」てだけでうさんくさいものをぷんぷん感じているのに、それを全面肯定された上で展開されるお話は正直、うへえ。
 せめてもうちょっと「悪魔」にもっともらしさが欲しかったです。


 同じレーベルのヴァンパイアはご機嫌ななめがかなり面白かったので、ワクワクしながら手に取っただけに、期待が大きすぎたかなあとしょんぼりしてます。


人気blogランキングへ

2007/05/11   日本人はなぜ無宗教でいられるのか


日本人はなぜ無宗教でいられるのか 日本人はなぜ無宗教でいられるのか
片山 文彦 (2006/09)
原書房
この商品の詳細を見る

 タイトルが面白そうだったので読んでみたのですが。
 日本人はなぜ無宗教でいられるのか、それは島国で他民族に徹底的な支配を受けたことがないからだ。
 …。うーん。

 神主である著者が、キリスト教、仏教、イスラム教、ユダヤ教、各派についての概要などを述べ、「語らない」宗教である神道を「浮かび上げる」のがコンセプトらしいですが。

 私の読解力が足りないゆえに、どう「浮かび上がった」のかさっぱり分かりませんでした。
 焦点がどこに当たっているのか感覚的によくつかめなかった。


 タイトルと、「徹底的な支配を受けたことがないから」という簡潔な答えがそれ以上の思考を阻んでしまったような気がします。
 その後で世界の民族や国の宗教と戦争の関係を述べられても、それはそれ、これはこれ、としか頭が受け付けなくなってしまって。
 それは単なる説明文に過ぎなくて。
 結果書いてあるものものに関連性が見出せなくて苦しみました。


 宗教にものすごく興味のある人なら楽しめるんだろうと思います。
 私のは、まだ浅い興味だから、辛かった。
 もうちょっと気楽な読書から始めようと思いました。
 うう。


人気blogランキングへ

2007/05/10   善人は、なぜまわりの人を不幸にするのか


善人は、なぜまわりの人を不幸にするのか―救心録 善人は、なぜまわりの人を不幸にするのか―救心録
曽野 綾子 (2006/03)
祥伝社
この商品の詳細を見る

 善人というのは、愚鈍で傲慢な空気読めない人のことなんでしょうか。
 内容はほぼ著者の他の作品からの抜粋で、パッチワークのような本でした。

 善人がどうとかいうよりも、この作者…曽野綾子さんの本をもっと読んでみたいと思いました。そっちの方がずっと面白そう。
 この本はそのための導入編なのではないか、と疑ってしまうくらいです。
 まあ面白かったけど「もっと知りたい」という不満が残る。だから「他の本も読ませろ」てなる。
 …やられてる?



 ところで。
 「今まで考え抜いてきたことが、ふと手に取った本に、既に解き明かされていたことだった」という経験、ないでしょうか。
 私にとってこの本はそういう本でした。
 といっても、これが始めての経験ではないので、それほどショックだった訳ではないです。最初の頃はアイデンティティが揺らぎましたが、もう慣れました。
 自分オリジナルの「考え」だと思っていたのに、数十年前、数百年前、数千年前の作家が著書に著してしまっているなんてことは、本を読む人ならありがちなことだと思います。
 ありがちですが、悔しいことは悔しいです。よね!
 私もこんな風に、自分が考えていることを的確に適切に表現できたら、と思うのですが、人格も能力もまだまだ、まだまだ、まだまだ、なので、この本の作者の境地に達するには…はあ先は長そうです。


 それにしても、全く別の環境に育った全く別の人間なのに、どうしてこんなに似たようなことを考えてしまうのでしょうか。
 不思議だー。


人気blogランキングへ

2007/05/08   頭がいい人、悪い人の話し方


頭がいい人、悪い人の話し方 頭がいい人、悪い人の話し方
樋口 裕一 (2004/06)
PHP研究所
この商品の詳細を見る

 基本的に流行りものは流行が過ぎ去ってから手を出す主義です。
 これもそうではあるのですが。
 レジに持っていくのが何だか恥ずかしかったのも一つの要因ではあります。
 自己啓発系の本てプライベートの芯を見せるようで買いにくい&人前で読みにくくありませんか? まあ、人前で読む本じゃないかもしらませんが。

 この本なんか「あ、話し方で悩んでるんだ」とか思われそう〜と、自意識過剰になってしまいます。
 話し方で悩む以前に、私は無口をなおしたい。
 女ともだちの間で「もっとしゃべりなよ」と言われ続けでちょっと鬱陶しく思いつつも、「もうちょっとしゃべった方がいいかもしんない」と反省し、どうせならスマートな話し方をしたいとこっそりたくらむ。
 そんなお年頃でございます。

 そして読んだよこの本を。
 15分で読めてしまった。これはきっと時間のない人のために書かれた本だ。
 就寝前にさらっと読めて、それなりに面白かったのですが、もうちょっと手ごたえ(口ごたえ?)が欲しかったです。

 内容は、バカの話し方の例をずずずーっと羅列してあるだけです。
 第1章は「あなたの周りのバカ上司―部下から相手にされない話し方」
 第2章は「こんな話し方では、異性が離れていく―だから女性に嫌われる」
 第3章は「絶対に人望が得られない話し方―こんな人とはつき合いたくない」
 第4章は「こんなバカならまだ許せる―この程度なら被害はない」
 各例には「周囲の人の対策」と「自覚するためのワンポイント」アドバイスがついています。これらを反面教師に賢い話し方を身につけようという訳か。

 私が当てはまるのは主に第4章でした。ああ、まだ許せる範囲なんだ。ホッ……って、安心してる場合じゃない! どうしよう、バカは嫌だよ。許されても嫌だ。
 でも無口なのでまだばれていないはずです。ホッ。ああ無口で良かった。沈黙は金ナリ。

 こういうのはとっとと自覚してさっさと直すに限ります。
 流行ってた時にささっと買って読んどけば良かったかもしんない。


人気blogランキングへ

2007/05/07   ABC殺人事件(ポアロ)



ABC殺人事件



登場人物メモ
 アリス・アッシャー…最初の犠牲者
 フランツ・アッシャー…アリスの夫。酒飲み
 メアリ・ドローワー…アリスの姪
 エリザベス・バーナード…二番目の犠牲者
 ミーガン・バーナード…エリザベスの姉
 ドナルド・フレイザー…エリザベスの恋人
 カーマイケル・クラーク卿…三番目の犠牲者
 シャーロット・クラーク…クラーク卿の妻
 フランクリン・クラーク…クラーク卿の弟
 ソーラ・グレイ…クラーク卿の秘書
 ジョージ・アールスフィールド…四番目の犠牲者
 アレグザンダー・ボナパート・カスト…行商人
 トンプソン博士…精神病研究者
 クローム…警部
 ジャップ…主任警部
 ヘイスティングズ…ポアロの友人
 エルキュール・ポアロ…探偵


あらすじ
 ポアロの元に届いた「殺人の挑戦状」。その挑戦状の予告通りに次々に人が殺されていく。一見無差別に思えるその殺人には、あるパターンが隠されていた。死体の側に置き去られた「ABC鉄道案内」は何を意味するのか。果たして犯人の真の目的は?


感想
 色々なドラマにも元ネタとして使われたりしているので、タイトルを見ただけで、読んだことがなくてもトリックや大方の内容の予想がつく程の有名な作品。
 しかし、やはり原作は素晴らしかったです。
 トリックや犯人が特定できていても、ストーリーとその筆致で「読ませる」アガサ・クリスティはすごい人だ。再読できるミステリが最良のものだという定説は本当でした。面白かった。
 びっくりしたのが、ヘイスティングズが役に立ってることです。いえ、いつも役立たずって言いたい訳ではないのですが、ポアロには誉められたりけなされたり、忙しい人だなあと思うのでした。
 やはり、何気ない助言がワトソンとしての存在意義だよね…。
 役立たずでもいいですよ。その場にいるだけでなんとなく和むから。

 ポアロの印象と直感と憶測についての意見は興味深かったです。


「よく調和のとれた、理性ある精神には直感とか―ひらめきによる推量というものなどありません!」
「私たちがしばしば口にする直感とは、実は論理的な推理や経験にもとづく印象のことなのです」


 私はポワロとは違い、直感重視派ですが、直感の原因となったものを見極める能力に欠けていると、そう思いました。だから犯人がさっぱり特定できないのだな。
 今回の犯人はさすがに判りましたが、事前情報が多すぎて、ポアロの言うところの「フェアじゃない」ので、引き分けということにしたいと思います。
 目指せ初黒星。
 犯人当てゲームはまだまだ続きます。



memo

[DVDソフト] 名探偵ポワロ [完全版] DVD-BOX(2)

2007/05/06   アクロイド殺し(ポアロ)


アクロイド殺し アクロイド殺し
アガサ クリスティー (2003/12)
早川書房
この商品の詳細を見る

登場人物メモ
 ロジャー・アクロイド…ファンリー荘の主人
 セシル・アクロイド夫人…ロジャーの弟の妻
 フロラ・アクロイド…セシル・アクロイドの娘
 ジョフリー・レイモンド…ロジャー・アクロイドの秘書
 ジョン・パーカー…アクロイド家の執事
 ラルフ・ペイトン大尉…ロジャーの亡妻の子
 エリザベス・ラッセル…アクロイド家の家政婦
 アーシュラ・ボーン…アクロイド家の小間使い
 ヘクター・ブラント少佐…ロジャーの友、銃猟家
 ジェイムズ・シェパード…医師
 キャロライン…ジェイムズ・シェパード医師の姉
 エルキュール・ポアロ…探偵


あらすじ
 引退したポアロはカボチャを作ったり投げたりする平和な日々を送っていた。
 だがしかしやっぱりその平穏な村でも殺人という事件が彼を待っていたのだった。
 同じ村に住むファンリー荘の主人アクロイドが何者かに殺されたのだ。

「わたしの友人のヘイスティングズはよくわたしのことを、人間牡蠣だといっていました―」

 ヘイスティングズに良く似た男ジェイムズ・シェパードを相棒に殺された男と女の真実を暴く。そして真犯人は―。



感想
 無邪気に信用するのは止めようとつくづく思いました。
 裏切られたキモチでいっぱいです。
 しかしそれはそれで痛快なような。
 ポアロが何を思いながら人と付き合っているのか考えると深い気持ちになれます。

 これは本当に何をどう書いてもネタバレになるような気がします。
 「アクロイド」の解説書かなきゃならない人は大変だ。


人気blogランキングへ

2007/05/05   読書感想 タイトルリスト


分類については濁点なしの方向で

文庫・新書

【あ〜お】
アコギなのかリッパなのか 畠中 恵 (2006/01/14)実業之日本社
頭がいい人、悪い人の話し方 樋口 裕一 (2004/06)PHP研究所
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 コニー・ウィリス (2004/04/17)早川書房
失われた町 三崎 亜記 (2006/11)集英社
うそうそ 畠中 恵 (2006/05/30)新潮社
海のオベリスト C.デイリー キング (2004/09)原書房
ヴァンパイアはご機嫌ななめ メアリジャニス デヴィッドスン (2006/10)早川書房
おまけのこ 畠中 恵 (2005/08/19)新潮社

【か〜こ】
風が強く吹いている 三浦 しをん (2006/09/21)新潮社
憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本 高橋 哲哉、斎藤 貴男 他 (2006/07)日本評論社
原因と理由の迷宮 一ノ瀬 正樹 (2006/05/01)勁草書房
幻想としての自由と民主主義―反時代的考察 (シリーズ・現代思想と自由主義論) 木崎 喜代治 (2004/09)ミネルヴァ書房
壊れかた指南 筒井 康隆 (2006/04/26)文藝春秋

【さ〜そ】
坂の上の雲 <新装版> 1 司馬 遼太郎 (2004/04/09)文藝春秋
シェイクスピアの密使 ゲアリー ブラックウッド (2005/02)白水社
ジェイン・オースティンの読書会 カレン・ジョイ ファウラー (2006/01)白水社
12番目のカード ジェフリー ディーヴァー (2006/09)文藝春秋
七悪魔の旅 ムヒカ・ライネス (2005/07/26)中央公論新社
司馬遼太郎短編全集 第1巻 司馬 遼太郎 (2005/04/10)文藝春秋
証拠は眠る オースティン フリーマン、森 英俊 他 (2006/03)原書房
人生のちょっとした煩い グレイス・ペイリー (2005/06/28)文藝春秋
数学的にありえない アダム ファウアー (2006/08)文藝春秋
スノードーム アレックス シアラー (2005/01)求龍堂
世界不思議大全 泉 保也 (2004/06)学習研究社
善人は、なぜまわりの人を不幸にするのか―救心録 曽野 綾子 (2006/03)

【た〜と】
魂まで奪われた少女たち ジョーン ライアン (1997/12)時事通信社
小さな白い車 ダン・ローズ (2005/08/11)中央公論新社
データでわかるモノの原価 お金のナゾ調査隊 (2005/12/22)ソフトバンク クリエイティブ
てのひらの中の宇宙 川端 裕人 (2006/09)角川書店
天国からはじまる物語 ガブリエル ゼヴィン (2005/10)理論社
天使と悪魔 ダン・ブラウン (2006/06/08)角川書店
図書館危機 有川 浩 (2007/02)メディアワークス
図書館内乱 有川 浩 (2006/09/11)メディアワークス

【な〜の】
庭仕事の喜び ダイアン・アッカーマン (2005/08/20)河出書房新社
日本はもう中国に謝罪しなくていい 馬立 誠 (2004/02/18)文藝春秋
日本人はなぜ無宗教でいられるのか 片山 文彦 (2006/09)原書房

【は〜ほ】
パズル・パレス ダン・ブラウン (2006/04/04)角川書店
火を喰う者たち デイヴィッド・アーモンド、David Almond 他 (2005/01/14)河出書房新社
フライアーズ・パードン館の謎 フィリップ マクドナルド、森 英俊 他 (2005/03)原書房
プリズン・ボーイズ―奇跡の作文教室 マーク サルツマン (2005/11)築地書館
ペギー・スー―魔法の瞳をもつ少女 セルジュ ブリュソロ (2002/07)角川書店
ペギー・スー―蜃気楼の国へ飛ぶ セルジュ ブリュソロ (2002/11)角川書店
僕僕先生 仁木 英之 (2006/11/21)新潮社
ホット・プラスティック ピーター クレイグ (2004/09)アーティストハウスパブリッシャーズ

【ま〜も】
魔王 伊坂 幸太郎 (2005/10/20)講談社
ママは悪魔ハンター ジュリー ケナー (2006/06)早川書房
ミゲル・ストリート V.S. ナイポール (2005/02)岩波書店

【や〜よ】
雪屋のロッスさん いしい しんじ (2006/02)メディアファクトリー
陽気なギャングの日常と襲撃 伊坂 幸太郎 (2006/05)祥伝社
陽気なギャングが地球を回す 伊坂 幸太郎 (2006/02)祥伝社
四日間の不思議 A.A.ミルン、武藤 崇恵 他 (2004/06)原書房


【ら〜ろ】
ローマ人の物語〈7〉― 悪名高き皇帝たち 塩野 七生 (1998/09)新潮社
ローマ人の物語〈9〉― 賢帝の世紀 塩野 七生 (2000/09)新潮社
ローマ人の物語〈11〉―終わりの始まり 塩野 七生 (2002/12/11)新潮社

【わ〜ん】
ワーキング・プア―アメリカの下層社会 デイヴィッド K.シプラー (2007/02)岩波書店
われら猫の子 星野 智幸 (2006/11/10)講談社


まんが
ももいろスウィーティー 1 (1) ももせ たまみ (2004/05/28)白泉社
ななはん~七屋ちょこっと繁盛記~ (1) ももせ たまみ (2004/05)講談社

2007/05/04   ヴァンパイアはご機嫌ななめ


ヴァンパイアはご機嫌ななめ ヴァンパイアはご機嫌ななめ
メアリジャニス デヴィッドスン (2006/10)
早川書房
この商品の詳細を見る

 主人公はエリザベス・テイラー。通称ベッツィ。その名前を笑うものは血を吸われてしまうでしょう。
 そう、彼女はヴァンパイア。
 といっても進んでなったのではなく、他の餌食と同様に―ちょっと違うかな?―ヴァンパイアを「感染されて」しまった不運な人なのでした。
 元モデルで現秘書の彼女は、誕生日に秘書の仕事を解雇されたとたんに車に跳ねられご臨終…したと思ったらヴァンパイアとして蘇ってしまう。
 ヴァンパイアなのに、何故か十字架大丈夫聖水オッケー太陽浴びたらドリフになるだけ。その理由は彼女が「女王」だから?
 そんな状況下でも彼女は一般常識を忘れず、血を吸うなんてとんでもない…と生前の生活を送ろうと努力していきます。
 靴コレクターの彼女から靴を奪った継母をこらしめ、理解者の友人達と暮らし始めるが、二分したヴァンパイア仲間から片や「離反者」片や「女王様」と祭り上げられ、彼女の生活はてんやわんや(死語)。

 ここまで書いたらおわかりでしょうが、このお話はコメディです。
 エロティック・ヴァンパイア・ロマンス・コメディ。ジョークまんさい。
 濡れ場シーンもちゃんとあるので苦手な方はお気をつけて。

 悲惨な状況を明るく笑い飛ばすベッツィのたくましさが魅力的でした。
 それに彼女は…なんと…三十歳なのです。
 珍しくないですか?ロマンティック・コメディでヴァンパイアで主人公が三十歳。ステキ。三十歳ならではの地に足のついた落ち着きがストーリーに一貫して安心感を与えてくれてます。危なっかしいところがないんだもん。
 吸血鬼の中でも「特別な」力をこれみよがしに使うでもなく、ちゃくちゃくと「女王」になってしまう彼女のパンピー振りが面白かったです。
 随所にあるユーモアやジョークがまたおいしおしたv

 この作品のジャンルはパラノーマル・ロマンス。いわゆる「吸血鬼もの」「人狼もの」「宇宙を舞台にしたもの」を「パラノーマル」と括るらしい…。
 最近電子出版で人気を呼び、書籍化に漕ぎ着けた話題作。

 読むと元気がでます。


人気blogランキングへ